最後は、ホームグランドであるFプレイスに戻り、10名の小学生と「12月子ども食堂」を楽しみました。
朝の会では、先ず、クリスマスにちなみ『サンタが街にやってくる』を合唱しました。続く「そりレース」は、段ボールの中に入ったプレゼントを落とさずに、リレー形式で速さを競うアイスブレイクですが、ボールはいとも簡単に飛び出してしまいます。一体感ができてきたところで、工作の時間は、折り紙や毛糸等を切り貼りしながらのリースづくり、そして、ポケモンのペーパークラフト(ステンドグラス)に取り組みました。
お待ちかねのお昼は、「たんぽぽ農園」で栽培・収穫したサツマイモ、にんじん、白菜を素材にシチュー、にんじんサラダ、スイートポテト、ホットドッグ、ドーナツ(お土産用)つくりました。長引く物価高騰の影響で学校給食はメニューや量が少なくなったと聞きますが、食の「楽しさ」や「喜び」を味わえるようなお料理とお菓子づくりに努めました。
このようなすてきなひと時は、認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ様ご協力の下、株式会社ファミリーマート様、一般財団法人ポケモン・ウィズ・ユー財団様、並びに、一般社団法人Jミルク様のご協賛を受けて実施しました。
コロナ禍の3年間は、学校や地域の行事が軒並み中止になったり、あるいは、多くの人と接することができませんでした。そこで、認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ様の助成を受けて、こども食堂ならではの「食」と秋ならではの体験活動を通じた思い出づくりを企画しました。
今回、私たちが最初に向かったのは「海が見える駅」として知られるJR東海道線・根府川駅(藤沢駅から約45分)で、山側に位置する矢子みかん園様へと足を運びました。みかんはお馴染みの果物ですが、実際に手の届くところで育っている果物を目の当たりにすると、思わず手が伸びてしまいます。そして、採れたては、少し酸味があるものの、驚くほどみずみずしい味わいで、正にクセになるおいしさです。
折り返しは、「日本の歴史公園100選」に数えられる小田原城址公園に立ち寄り、東海道駅弁の元祖・東華軒様のお弁当でひと時を共にしました。ご参加の皆様(小学生:87名、中学生:5名、合計92名)にとり、何らかひとつでも楽しい思い出ができたり、あるいは、学びの機会として頂けたら、嬉しく思いました。
実りの秋を迎え、久々に6名の小学生と芋掘りのため、「たんぽぽ農園」に出向きました。サツマイモの原産地は現在のメキシコを中心とする熱帯アメリカで、暑さや乾燥に強い作物ですが、今年は例年にない猛暑で、また、梅雨末期から雨が少なかったことから、8月はじめには、一部、葉が黄色く変色してしまいました。そのため、いつになく出来栄えが心配でしたが、一斉に掘り起こしてみると、程なくして、大きな紅色のサツマイモを見つけ、ほっとしました。サツマイモは蔓(つる)が地上を這って伸びる植物ですが、工作(リースづくり)やお料理(きんぴら)に使うことができるのも自家栽培ならではの楽しみです。
今回は高校生2名、大学生4名のご参加(コロナ禍の昨年は0名)を受けることができ、大変活躍してくれました。12月には、収穫したサツマイモで子ども食堂を開催します。
実質的に4年ぶりとなる「藤沢市民まつり」が開催されることになり、2つのイベントに参画・企画しました。
ひとつは、藤沢市市民活動推進センター様の出展ブース「ふじさわNPO横丁」を通じ、特製のどら焼きを販売しました。2017年の団体設立間もない頃、市民まつりで、子ども食堂の活動をPRするため、はじめて制作した思い出深いお菓子です。お陰様で、1日目(9月23日)の午前中には2日分が完売となりました。
もうひとつは、市内各地からのご見学に合わせて、私どもの活動を気軽に体験して頂けるよう、Fプレイスで、ミニ・プログラムを企画しました。今回は計12名のうち8名が初参加で、リラックスできるよう、最初に、全員で『小さな世界』(It's a Small World)を合唱しました。そして、次に、昨冬のクリスマス会で好評を博したアイロンビーズに取り組みました。同じプレートでも無数の作品を作ることができ、正に“ご自慢の一作”が出来上がりました。そして、お土産に、駄菓子セット(提供:認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ様)とどら焼きをプレゼントして、1時間の行事を終了しました。
「夏休み特別企画」の第2陣として、午前半日の「サマースクール」を開催しました。今年の夏は、外へ出るのも辛いくらいの暑さが続いていますが、小学校1年生から中学校3年生まで計9名が参加しました。
1時間目は、学習・宿題サポートとして、主に、高校生・大学生会員が一緒に問題集を解きながら、9月以降の学習に向けたきっかけづくりとしました。「食」を入り口に、子ども食堂としては、2歩目に通じる活動ができたことは有意義なことと感じました。また、2時間目は、少しばかりのご褒美として、フルーツポンチとマシュマロ目玉をつくりました。中でも、フルーツポンチは、炭酸水にラムネを注ぎ込むと、噴水のように泡立ち始めます。残り少ない夏休みの思い出のひとつとなれば嬉しく思いました。
<噴水フルーツポンチ>
2020年2月23日(日)を最後に一時中断していた、食事の提供を伴う、子ども食堂を再開し、小学校1年生から6年生まで計7名を受け入れました。
今回は、「たんぽぽ農園」で収穫した野菜で、はじめてお料理に取り組み、ハンバーグ、ポテトサラダ、大学芋、スープ、そして、ドーナツ(お土産用)をつくりました。いずれも、じゃがいもとたまねぎを素材としたもので、実に、工夫を凝らしたメニューには、いつになく心が弾みました。
また、折しも夏休みで、宿題の一環として、ペン立てを制作しました。牛乳パックを芯に外側を粘土で固めながら、「湘南の夏」をテーマに、海で拾った貝殻や型でくり抜いたパーツを組み合わせていきました。
3年5カ月の時を経て、ようやくコロナ前の日常に戻すことができましたが、運営に際しては、嬉しいことに、6名もの大学生のご参加を受けることができ、新たなスタートとしていきたく思いました。
たまねぎとじゃがいもの収穫時期に合わせて、小学校1年生から6年生までの計7名と、3カ月ぶりに、たんぽぽ農園に出掛けました。このところ、週末の度に、雨が降り続いたことで、野菜が傷んでいないか心配でしたが、中でも、土の中から、次々と大きなじゃがいもを掘り起こすことができ、瞬く間に、喜びに変わりました。自分たちの手で収穫する野菜には、自ずと愛着が湧くもので、次回、子ども食堂でのお料理づくりが楽しみです。6月の「食育月間」に合わせて、実際の畑で野菜の生育過程や特性を学ぶ機会は、子ども食堂ならではの有意義な活動を推進することができたと捉えています。
農園作業後は、神奈川県立大船フラワーセンターを訪問し、この時期ならではの、スイレン、ハスの幻想的な美しさを楽しみました。そして、今日一日のまとめとして、印象に残った植物や生き物を絵で表現し、オリジナルのカレンダーを作りました。
昨秋来、「たんぽぽ農園」で栽培してきた、旬のいちごを素材に、はじめて「お菓子づくり」を企画しました。Fプレイス調理室での活動は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、実に、3年3カ月ぶりの開催で、小学校1年生から6年生までの計9名が参加しました。
朝の会では、「後出しじゃんけん」のアイスブレイクを楽しんだ後、「たんぽぽ農園」の豊作を祈念して、毎年この時期に恒例の立て看板を制作しました。大きないちごや昆虫など、畑も喜びそうな、すてきな作品です。
お菓子は、数ある候補の中から、いちご大福とミル・クレープを作りました。最近、和菓子離れが進んでいると言われますが、チョコペンでデコレーションに工夫を凝らすと、食すのが惜しいくらいになります。また、自ら生クリームや果物を包んで作ったお菓子は愛着が高まります。いちごをテーマにした「食育ミニ講座」(担当:大学3年生会員、食健康科学部)の後で、全員でテーブルを囲んでのお茶会を楽しみ、お土産に、マドレーヌをプレゼントして終了しました。
コロナ禍の2020年11月より始めた地引網体験は恒例行事となり、今年度は「こどもの日」を祝して開催しました。
網元によると、例年に比べて、昼前後から強い南風が吹き荒れ、波が高くなる日が続いていたため、最終判断が当日午前6時となりました。9時30分に鵠沼海岸へ到着した頃には、既に、のぼりを立てることが難しい状況で、早速、整列の上で、網を引き始めました。それでも、大勢で手を携えての作業はつい夢中になります。嬉しいことに、網の中は、水族館の人気者ハンマーヘッドシャーク(シュモクザメ)を始め、セイゴ(スズキの1歳魚)、コノシロ(コハダ)、小鯛、シコ(カタクチイワシの市場名)などで一杯で、漁師さんのミニトークにも興味深く耳を傾けました。そして、地元の地域資源を通じた体験活動は、漁業という産業、あるいは、魚という食べ物に関心を持つ貴重なきっかけづくりであり、いつまでもきれいな海を残せるようにと清掃活動も実施しました。
今回、はじめて有料制での企画ながら、総勢229名様ものご参加を受けました。事業としては、盛況でしたが、一方で、収支予算には幾分かの余裕を持たせたものの、直前でのキャンセルや無連絡キャンセルも少なくはなく、若干ながら赤字を計上するに至った点が、今後の運営上の課題となりました。
冬の間に、たんぽぽ農園で栽培した大根(三太郎)は、順調に生育し、2畝(うね)のうちひとつが残っていました。そこで、5月5日(祝・金)に開催する「第4回地引網体験」のご応募者を対象に、臨時で「大根の収穫体験」を企画し、小学校1年生から6年生まで計8名のご参加を受けました。
朝の会に続き、冬野菜の生育過程を写真で説明後、早速、大根掘りにチャレンジしましたが、日頃、スーパーで見掛ける野菜とは異なり、葉の部分だけでも随分と大きいもので、持ちきれない程になります。こどもの野菜嫌いは、いつの時代も変わらないものですが、実際に、畑に足を運んでみて、好きになるきっかけができれば嬉しく思いました。
今回は、ほとんど1人で、また、はじめての参加でしたが、近くの公園で休憩している頃には、新しいお友達もでき、楽しいひと時のようでした。
今日は、何としてでも開催したかった、小学校6年生4名の「卒業祝いの会」の日を迎えました。中には、2017年12月の第1回子ども食堂(当時1年生)から、そして、コロナ禍の3年間も欠かさず顔を出してくれた、正に、私たちの歩みそのものです。
そこで、一日のプログラムはフルコースにしたいと考え、先ず、朝方は「たんぽぽ農園」へ出向き、大根とほうれん草の収穫体験を実施しました。作物は、冬の厳しい寒さを乗り越え、2月末頃からの暖かさに誘われて急速に成長したもので、ちょうどこの日に合わせてくれていたようでした。
コロナ禍という事情を踏まえ、これまで農園作業の終了後はそのまま解散としていましたが、藤沢駅南口の奥田公園へ足を延ばし、お寿司で昼食を共にしました。また、午後はFプレイスで、地元の音楽サークル「あびあんと」のお二人が、門出を祝し、ヴィオリラの演奏を披露してくださいました。いずれも3年ぶりに実現したことで、最後にこのような機会を設けることができただけで、感慨深いものがありました。
立派な成長のご様子を目の当たりにし、卒業生の皆様のますますのご活躍をお祈りしています。
(補足)大根は三太郎という、冬でも栽培できる、小ぶりの品種を育てました。
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